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塩害対策に適した材料を紹介します。【外壁・屋根】
塩害に強い外壁づくりに適した素材
- 樹脂系サイディング: 耐候性と耐水性に優れ、塩害にも強いです。メンテナンスも比較的容易です。
- 漆喰(しっくい): 自然素材でありながら、優れた耐久性と透湿性を持ち、塩害環境にも適しています。
- フッ素塗料や無機塗料: これらの塗料は耐候性が高く、塩害による腐食や色あせに強いです。
- ガルバリウム鋼板: 亜鉛とアルミニウムの合金コーティングが施されており、優れた耐腐食性を持ちます。
- タイル: 耐水性と耐候性に優れ、塩分による影響を受けにくいです。
塩害に強い屋根づくりに適した建材
- ガルバリウム鋼板: 外壁と同様に屋根材としても優れた耐塩害性を提供します。
- 石葺き屋根: 自然石は耐久性が非常に高く、塩害に対しても強いです。
- ステンレス: 高い耐腐食性を持ち、特に海岸地域などの塩害が懸念される場所に適しています。
これらの素材を選ぶ際は、その耐久性、メンテナンスの容易さ、コスト、そして見た目の美しさなど、総合的な側面を考慮することが重要です。また、それぞれの素材には特有の施工方法や注意点がありますので、専門家と相談しながら適切な選択を行うことが望ましいです。
ガリバリウム鋼鉄とは
ガルバリウム鋼板とは、鋼板の表面をアルミと亜鉛で被覆した材料を指します。
この特殊な被覆が鋼板に高い耐久性と防錆性を付与し、長期間にわたって優れた性能を発揮します。この特性からガルバリウム鋼板は建築材料、特に壁材として広く利用されています。
ではなぜ、アルミと亜鉛が選ばれるのでしょうか?
これは、それぞれの金属が持つ特性が鋼板の保護に寄与するからです。亜鉛が酸化することで鋼板のさらなる酸化を防ぎます。これを犠牲防錆と呼びます。
一方、アルミは耐食性に優れ、特に塩分による腐食に強いのです。これらの組み合わせにより、ガルバリウム鋼板は塩害に対して高い耐性を持つことができます。