【塩害塗装】塩害対策に必要な塗料と、その理由を解説!

今回は、塩害対策に適した塗料の選び方について詳しく説明します。塗料選びに迷った時、この記事が皆さんの役に立てれば幸いです。
【塩害塗装】塩害対策に必要な塗料と、その理由を解説!
ライター
塗装モンキー
更新日
2024-02-04
目次

塩害とは何か?

塩害とは、海水中に含まれる塩分が、風に乗って陸地に飛散し、建物や構造物に影響を与える現象を指します。海岸沿いの地域はもちろんのこと、風向きや天候によっては海から離れた場所でも塩害は問題となります。

塩分が建物に与える影響としては、金属部分の腐食やコンクリートの劣化、さらには塗装面の劣化などが主なものです。特に、風雨にさらされる外壁や屋根は塩害の影響を大きく受けます。

海辺に住む方々や、風向きによっては海から遠く離れた地域に住む方々も、塩害による劣化に頭を悩ませていることでしょう。塗装は建物を塩害から守る最も効果的な手段の一つで、適切な塗料を選ぶことが大切となります。

しかし、様々な種類の塗料が存在する中で、どれが塩害に対して最も効果的なのかを知ることは簡単ではありません。塗料選びの基本から、塩害対策に適した塗料の特性、さらにはおすすめの塗料まで、今回は塗料選びに迷う皆さんのために、詳しく説明していきます。

塩害対策の基本と塗料の役割

塩害対策の最も基本的な考え方は、「塩分が建物に接触するのを防ぐ」ことです。そのため、建物の表面を適切に塗装し、保護膜を作ることが重要となります。この保護膜が塩分と建物との間にバリアを形成し、建物を塩害から保護します。

塗料は、その保護膜を形成する役割を果たします。しかし、塗料はただ塗るだけではなく、その性能や特性が重要となります。例えば、塗料が塩分を含む水分を吸収しないか、乾燥後にしっかりとした塗膜を形成できるか、などが塗料選びのポイントとなります。

塗料の中にも様々な種類があり、それぞれ特性や性能が異なります。塗料によっては、紫外線に強いもの、雨風に強いもの、耐熱性が高いもの、など、さまざまな特性を持つものがあります。その中でも、塩害に対して効果的な塗料は、塩分を含む水分を弾く性質を持つものや、硬くてしっかりとした塗膜を形成できるものです。

しかし、ただその特性を持つだけでなく、塗装が長持ちするように、耐久性やメンテナンス性も考慮する必要があります。また、環境負荷の低い塗料を選ぶことも、現代では重要な視点となります。

以上のように、塗料選びには様々な視点が必要となりますが、それぞれのポイントを考慮した上で、最も適した塗料を選ぶことが、塩害対策の成功に繋がります。次のセクションでは、塩害対策に適した塗料の特性について詳しく見ていきましょう。

塩害対策に適した塗料の特性

塩害対策に適した塗料は、以下の特性を持つものが一般的です。

  1. 塩分を含む水分を弾く性質: 海風に含まれる塩分は建物に大きなダメージを与えます。それらの水分を表面から弾く性質のある塗料は、塩害から建物を守るのに役立ちます。
  2. 強固な塗膜を形成: 塗装が長持ちし、塩害から建物を長期間保護するためには、硬くて強い塗膜を形成することが重要です。塗膜が薄いと、海風の影響で容易に剥がれてしまい、塩害対策の意味が薄れます。
  3. 耐候性: 外壁は日々、厳しい環境に晒されています。そのため、変温や紫外線、湿度変化などに強い塗料が必要となります。
  4. メンテナンス性: 定期的に塗り替えることで、建物の寿命を延ばすことが可能です。そのため、塗装後のメンテナンスが容易な塗料を選ぶことも重要です。

以上の特性を満たす塗料は、塩害対策において最適な選択肢となります。次のセクションでは、これらの特性を持つ塗料の選び方とその理由について詳しく解説します。

塩害対策塗料の選び方とその理由

塩害対策に適した塗料を選ぶ際には、以下の点を考慮して選びましょう。

  1. メーカーと品質: 信頼性のあるメーカーから提供されている塗料は、一般的に高品質であり、持続性と性能が保証されています。さらに、多くのメーカーでは塗料の種類や特性に関する詳細な情報を提供しており、自分のニーズに最も適した塗料を選びやすくなっています。
  2. 価格とコストパフォーマンス: 高価な塗料が必ずしも最高の性能を持っているわけではありません。価格と性能のバランスを考慮して、最適な塗料を選ぶことが重要です。
  3. 専門家の意見: 塗装業者や建築家などの専門家の意見は、塗料選びにおいて非常に役立つ情報源です。これらの専門家は、一般的な消費者が知らないような塗料の特性や性能についての詳細な知識を持っています。
  4. 施工方法と条件: 塗料の性能は、施工方法や条件によって大きく影響を受けます。例えば、塗料は必ずしも全ての表面に適しているわけではなく、特定の素材や状態の表面にのみ適しているものもあります。

このような点を考慮することで、自分の状況に最も適した塗料を選ぶことができます。そして、適切な塗料を選ぶことは、塩害からの保護を確実にするための重要な一歩となります。次のセクションでは、具体的な塗料の選択例を紹介します。

塩害対策に最適な塗料の例

それでは、具体的な塗料の例を挙げていきます。以下に紹介する塗料は、塩害対策に特化したもので、それぞれ異なる特性と利点を持っています。

  1. シリコン樹脂塗料: シリコン樹脂塗料は、塩害対策に非常に効果的な塗料です。シリコン樹脂は耐久性が高く、強い紫外線や化学薬品、塩分に対しても優れた耐性を示します。海岸近くや高塩分環境下での使用に適しています。
  2. フッ素樹脂塗料: フッ素樹脂塗料もまた、塩害に強く、耐候性に優れた塗料です。特に、色あせや汚れに対する耐性が非常に高く、メンテナンスの頻度を抑えることが可能です。価格は高めですが、その耐久性と長寿命から考えれば、コストパフォーマンスは高いと言えます。
  3. アクリル樹脂塗料: アクリル樹脂塗料は、塗りやすさと塗装後の見た目の美しさで選ばれる塗料です。塩害に対する耐性はそれほど高くないかもしれませんが、定期的なメンテナンスと組み合わせれば十分な対策となります。

これらの塗料は一例に過ぎませんが、各自の状況やニーズに合わせて適切な塗料を選ぶことが重要です。どの塗料を選ぶにしても、品質と耐久性を重視し、適切な施工を行うことが塩害対策の成功につながります。

まとめ

塩害は建物に深刻な損傷をもたらし、それを防ぐためには適切な塗料選びが不可欠です。塩害対策に必要な塗料とは、特に耐久性と塩害に対する強い耐性を持ったもので、シリコン樹脂塗料、フッ素樹脂塗料、アクリル樹脂塗料などが挙げられます。

各塗料はそれぞれ異なる特性と利点を持つので、用途や環境、予算などに応じて最適なものを選びましょう。しかし、どの塗料を選んだとしても、適切な施工と定期的なメンテナンスが欠かせません。

今回の記事を参考に、塩害から大切な建物を守るための適切な塗料選びと対策を行ってください。

当社は塩害対策に特化した塗装会社です。

私たちは宮城県塩竈市生まれ、塩竈市育ちの塗装会社です。塩竈に適した塩害対策を得意としています!天候、気温、湿度に適した塗装を行い、耐久年数を最も長くなるよう施工します。宮城全域に出張可能ですのでぜひご連絡ください!

私たちの始まりは東日本大震災でした。そして今やっと地域貢献できるようになりました。この記事からたくさん学んで頂けたら幸いです。記事は全て無料で配信していきます。また塗装の相談も無料で受けています。ご連絡頂けると嬉しく思います!お待ちしております!

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待っていても塩害は進行します。劣化が見られたらなるべく早く相談ください!

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