【健康被害?】フッ素塗料の健康被害について
結論から述べると、フッ素塗料を外壁塗装に使用したからといって健康被害が起こることありません。私は研究員ではないので成分的なお話はわかりませんが、有害ではないと言える理由をいくつか挙げていきます。
- フッ素塗料はフライパンなどの調理器具に使われている。
- 過去に多くの使用歴がある。
- 国が認可しているため、検査はしっかりとされている
以上の理由から有害ではないといえます。世の中に100%はないので知識の保証はできませんが、おそらくみなさんもテフロン加工されたフライパンを使ったことがあるでしょう。
長年そのフライパンを使っても健康被害が起きないのであれば外壁にフッ素塗料を塗ったとしても健康被害に直結するとは言いにくいです。というのが私の意見です。
また「フッ素樹脂コーティングに毒性はある?」という記事でも毒性はないと紹介されていました。記事によると高温加熱(260度以上)すると毒になるらしいですが外壁を260度以上で熱することはないでやはり大丈夫そうですね。
フッ素塗料では健康被害がないことがわかりました。次は外壁塗装にフッ素塗料を施した際のメリット・デメリットを見ていきましょう。
塗装屋がフッ素塗料のメリットを解説!
- 圧倒的な耐久性の良さ
- 外壁の洗浄が簡単になる
- 光沢のある高級な見た目にできる
一つ一つ解説していきます。
フッ素塗料のメリット①耐久性の良さ、コスパ抜群!
フッ素塗料は15年~20年という耐用年数を誇り、大手メーカーも認める信頼できる塗料です。長期間にわたりコストパフォーマンスが良いと言え、経済的な負担を大きく減らせる可能性があります。
市場にはセラミック塗料や光触媒塗料など、20年を超える耐用年数を謳う塗料も存在しますが、それらは大手メーカーが製造していないことが多かったり、製造メーカー自身が期待耐用年数を設定しているため、信用性に欠ける側面があります。また、発売されてから20年も経っていないため、耐用年数を実証するデータが不十分です。
一方でフッ素塗料は長い期間使われてた経験を元にしたデータがあり、耐用年数を実証するデータが十分揃っています。安心して使える塗料と言えるでしょう。
フッ素塗料のメリット②外壁の洗浄が簡単!
フッ素塗料は汚れが付きにくく、付着した汚れも落としやすい特性を持っています。これはフッ素樹脂が非吸水性であり、水や汚れが表面に付着しづらいためです。これにより、外壁の洗浄作業が簡単になり、手間や時間を節約できます。
健康被害でも述べましたがフッ素塗料はフライパンにも使用されています。想像してみてください。テフロン加工されたフライパンは汚れが落ちやすいですよね。外壁塗装にフッ素塗料を使うことはつまり、あのフライパンの強さを壁に施すことになります。
フッ素塗料のメリット③光沢のある高級な見た目にできる
フッ素塗料を使用すると、仕上がりが非常に光沢のある高級感のある見た目になります。これはフッ素樹脂が形成する光沢感が特徴的なためで、美観を保つ期間も長く、長期間にわたって美しい外観を保つことが可能です。
塗装屋がフッ素塗料のデメリットを解説!
- 値段が高い
- 使用する専門性が高い
- フッ素塗料の製造プロセスが環境へ影響
- 廃棄物としてのフッ素塗料
フッ素塗料のデメリット①値段が高い
- ウレタンプラン:57.3万円〜(税込)
- シリコンプラン:66.3万円〜(税込)
- フッ素プラン:75.4万円〜(税込)
以上は当社の料金プランです。全て30坪の場合を想定しています。フッ素塗料は塗料自体の値段や扱いの難しいさから値段が高くなりがちです。しかし当社は職人しか会社にいないことなどから比較的他の企業よりも安くお見積もりさせて頂いております。もしご興味あれば無料でお見積もりいたしますのでご連絡ください。
フッ素塗料のデメリット②使用する専門性が高い
扱いが難しいのは職人側のデメリットだと思うでしょう。しかしこれは依頼する側にも影響してくるので注意しましょう。
というのも専門性が高いが故に塗装屋選びが難しくなるからです。プロの塗装屋でも扱っている会社が少ないので会社選びには慎重になりましょう。
フッ素塗料のデメリット③フッ素塗料の製造プロセスが環境へ影響
フッ素塗料を製造する際には、フッ素化合物が使用されます。フッ素化合物の製造には一定の環境負荷があり、この点はフッ素塗料のデメリットとして考えられます。また、フッ素塗料の製造プロセスは複雑でエネルギーを多く消費します。
実際の生活には直接関わりませんが頭の隅に入れておきましょう。
廃棄物としても注意
フッ素塗料を使用した後の廃棄物の処理にも注意が必要です。フッ素は自然界では分解されにくい性質を持っており、それが環境に長期的に残存する可能性があります。
そのため、フッ素塗料を使用した後の廃棄物は適切に処理することが必要となります。処理の方法は購入時にしっかりと確認しましょう。
まとめ
フッ素塗料には数々の利点がありますが、それと同時に考慮すべきデメリットも存在します。その高価格、施工難易度、そして環境への影響は、フッ素塗料を選択する際に重要な視点となります。
高価格は初期費用の負担を増やしますが、その高い耐久性を考慮すれば、長期的な視点で見ればコストパフォーマンスは高いと言えます。また、施工難易度は専門知識と技術を持つプロの塗装業者に依頼することで解消できます。さらに、環境への影響については、製造から廃棄に至るまでのプロセスにおいて、環境配慮を念頭に置くことで軽減することが可能です。
これらのデメリットを理解し、対策を講じた上でフッ素塗料を選択することで、その高い性能を最大限に活用し、長期的に見ても高いパフォーマンスを発揮することができます。フッ素塗料の選択は一面的な視点ではなく、多角的な視点から検討することが重要となります。
フッ素塗料のデメリットについて理解し、それらを踏まえた上で最適な選択を行うことが、最終的な塗装結果の質と満足度を高めるための重要なステップとなります。